お役立ちコラム加工の選び方

シルクスクリーンとDTF、どちらを選ぶべきか

自社工場でシルクスクリーンプリントを行う様子

オリジナルTシャツをつくるとき、加工方法はたいていこの2つのどちらかになります。ただ、名前を聞いても違いは分かりません。実のところ違いは1つだけで、そこから枚数・色数・素材の向き不向きが全部決まります。

先に、早見表

迷ったらここだけ見てください。

こういうとき向いているのは
30枚以上つくる/色数は1〜3色シルクスクリーン
10枚未満しかつくらないDTF
写真やグラデーションを使いたいDTF
色数が4色を超えるDTF
毎年おなじデザインでつくるシルクスクリーン
ナイロンのウェアに大きく入れたいどちらも不向き(ご相談ください)

以下は、なぜそうなるのかの話です。

違いは「版をつくるかどうか」だけです

シルクスクリーンは、デザインの色ごとに版をつくり、その版を通してインクを 生地に刷り込みます。DTFは、フィルムに図柄を印刷して、熱と圧力でウェアに圧着します。 版をつくりません。

違いはこれだけです。ここから先に出てくる向き不向きは、全部この一点から派生しています。

枚数で決まる理由

版をつくるのには手間がかかります。そして、版代は枚数が増えても増えません。 10枚刷るときも100枚刷るときも、版は同じ1枚です。

だから枚数が増えるほど、1枚あたりに乗る版代は薄まっていきます。 10枚では重いけれど、50枚になると気にならなくなる——これがシルクスクリーンの性格です。

一方DTFは版をつくらないので、1枚でも100枚でも1枚あたりの考え方が変わりません。 少ない枚数で割高にならないのが強みです。

当社では10枚未満のご注文はDTFでご案内しています。 枚数が少ないところでシルクスクリーンを選ぶ理由がないためです。

色数で決まる理由

シルクスクリーンは色ごとに版が必要です。3色のデザインなら版が3枚。 1色増えると版が1枚増えます。つまり色数がそのまま金額に効きます。

なお、当社の設備で刷れるのは4色までです。それを超えるデザインや、 写真・グラデーションのように色の境目がないものは、シルクスクリーンでは表現できません。

DTFはここが正反対で、色数が増えても料金は変わりません。 金額はプリントする面積と枚数で決まるので、フルカラーの写真でも1色のロゴでも、 同じ大きさなら同じ料金です。

「色数を減らせば安くなる」はシルクスクリーンの話で、DTFには当てはまりません。 デザインをシンプルにする努力が金額に効くかどうかは、選ぶ方法によって変わります。

素材で決まること

DTFには苦手があります。ナイロン素材に大きくプリントするのは不向きです。 ウィンドブレーカーなどにお入れする場合は、大きさを抑えるか、別の方法をご提案します。

生地に迷いがあるときは、つくりたいウェアの品番か、現物の写真を送ってください。 素材から判断できます。

毎年つくるなら、シルクスクリーンが効いてきます

見落とされがちな違いです。

一度おつくりした版は1年間おあずかりします。 保管期間内に同じデザインで再注文いただければ、そのつど1年延長されます。 毎年つくる部活Tシャツ、入れ替えのあるスタッフウェア、定期的に補充する イベントTシャツ——こういうものは、2回目以降の製版が不要になります。

「今年だけ」なのか「来年もつくる」のかで、答えが変わることがあります。 ご相談のときに、その予定も教えていただけると精度が上がります。

実は、決めていただかなくても大丈夫です

ここまで書いておいて何ですが、この判断はこちらでやります。

料金ページの概算シミュレーターは、1〜4色のデザインについて シルクスクリーンとDTFの両方を計算して、安いほうを自動で採用しています。 ご自分で選ばなくても、安いほうの金額が出るようになっています。

お見積りでも同じです。枚数・デザイン・ご予算をお聞きすれば、 こちらから安くなるほうをご提案します。 「どちらか分からない」という状態のままご相談ください。

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