お役立ちコラムクラスT

クラスTシャツの作り方 — 失敗しないための決める順番

おそろいのクラスTシャツを着て運動会のムカデ競走に出場する生徒たち

クラスTシャツづくりでいちばん多い失敗は、デザインでも予算でもなく「間に合わない」です。逆に言えば、決める順番さえ間違えなければ、たいていのことは何とかなります。毎年たくさんのクラスTを刷っている側から、その順番を書きます。

まず、締切から逆算してください

デザインを考えるのは楽しいので、つい先にそちらから始めてしまいます。 でも、先に決めるべきは締切のほうです。

当社の納期はご入金から2週間が目安です。ここから逆算すると、こうなります。

いつやること
本番の1か月前ご相談。この時点でデザインは決まっていなくて大丈夫です
本番の3週間前デザインと枚数を確定し、お見積りをご確認
本番の2週間前ご入金。ここから製作に入ります
本番当日お届け済み

本番が10月上旬なら9月中旬までのご入金、9月中旬なら8月末までのご入金が目安です。

「1か月前」に余裕を持たせているのは、加工に時間がかかるからではありません。 クラスの意見をまとめる時間がいちばん読めないからです。 デザイン案を出す、多数決をとる、先生に確認する——ここで2週間かかることは珍しくありません。

どうしても間に合わないときは、**特急(1週間・料金5割増)**も承ります。 ただ、割増をお支払いいただくより、1週間早くご相談いただくほうがずっと良いので、 日程だけでも先にお知らせください。間に合うかどうかを先にお答えします。

枚数は「境目」を意識すると変わります

クラスTシャツは、枚数が増えるほど1枚あたりが安くなります。 そして下がり方は、なだらかではなく段階的です。境目はこのあたりにあります。

  • 10枚 … ここからパック料金の対象になります。10枚未満はミニマム手数料をいただきます
  • 30枚 … シルクスクリーンが選べるようになる目安です
  • 50枚 … シルクスクリーンがいちばん安くなる帯です

つまり、28枚と30枚では単価が変わることがあります。 クラスの人数だけで数えると惜しいところで止まることがあるので、 担任の先生の分、副担任の分、記念に欲しい人の予備——このあたりを足して数えてみてください。 2枚足したら1枚あたりが下がって、合計は安くなったということが実際に起こります。

具体的な金額は料金のご案内にまとめています。 枚数を入れると概算が出るシミュレーターも置いてあります。

デザインは、手書きのままで大丈夫です

きれいなデータにしてから持ってこなくて構いません。 ノートに描いたイラストをスマホで撮って送っていただければ、こちらでデータに起こします。 その費用はパック料金に含まれているので、追加でいただくことはありません。

ご修正は2回まで無料です。「思ってたのと違う」を1回で当てる必要はないので、 気になるところは遠慮なくおっしゃってください。

決めるときのコツを2つだけ。

  1. 細い線と小さい文字は、思ったより見えません。 紙の上ではきれいに見えても、 生地の上では線が細るぶん、遠くから読めなくなります。迷ったら太く、大きく。
  2. 色数は金額に直結します。 シルクスクリーンは色ごとに版をつくるので、 1色増えると版が1枚増えます。「この色は本当に要るか」を最後に一度見直すと、 仕上がりを変えずに金額だけ下げられることがあります。

シルクスクリーンとDTF、どちらを選ぶか

クラスTシャツで使うのは、たいていこの2つです。

向いているもの向いていないもの
シルクスクリーン30枚以上/単色〜数色10枚未満/4色以上
DTF(フルカラー)1枚から/写真・多色ナイロンに大きく入れるもの

ざっくり言うと、枚数が多くて色数が少ないならシルク、色数が多いか枚数が少ないならDTFです。 写真やグラデーションを使いたい場合はDTF一択になります。

ただ、この判断はこちらでやります。 枚数・デザイン・ご予算をお聞きすれば、 安くなるほうをご提案します。決まっていない状態でご相談いただいて構いません。

金額が変わるのは「箇所・色数・大きさ」

料金ページに出ている金額でつくれるのは、前面1箇所のプリントです (シルクスクリーンなら1色、DTFならA4以内)。ここから、

  • プリントする箇所を増やす(背中、そで)
  • 色数を増やす
  • A4より大きくする

と金額が変わります。「自由にデザインしても同じ値段」ではない、というところだけ 先に知っておいていただけると、見積りを見たときに驚かずに済みます。

サイズは「交換できない」前提で決める

見落とされがちですが、大事なところです。 名前や番号を入れたTシャツは、あとから交換ができません。

人数分をまとめて発注するとき、サイズを目分量で割り振ると必ず誰かが泣きます。 サイズ表を配って、一人ひとりに選んでもらってください。 このひと手間が、当日の満足度をいちばん左右します。

背ネーム・背番号を入れるなら

一人ひとり違う名前や番号を入れることもできます。ニックネームでも構いません。 クラスTシャツが「みんなで着るもの」から「自分の一着」に変わるので、人気のある加工です。

前面のプリントに加えて背面の加工が入るぶん金額が変わるので、 お見積りのときにご相談ください。 入れたあとの扱いについては、背番号・背ネームは剥がせる?にも書いています。

よくある失敗、5つ

ここまでの話をまとめると、こうなります。

  1. 相談が遅い。 これがいちばん多いです。デザインが決まる前にご相談ください
  2. 枚数を数え直していない。 境目の1〜2枚で単価帯が変わることがあります
  3. デザインが細かすぎる。 線が細ると、遠くから何が描いてあるか分からなくなります
  4. サイズを目分量で決めた。 名前が入ると交換できません
  5. 予算を言わない。 先に教えていただければ、その中で収まる方法を組み立てられます

迷ったら、途中の状態で送ってください

「まだ決まっていないので、決まったら連絡します」と言われることがあるのですが、 決まる前のほうが、お役に立てることが多いです。

ノートの落書き、日程だけ、人数だけ。どれか一つでも構いません。 そこから「この方向なら安くできます」「その日程なら間に合います」とお返しできます。

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