「デザインが得意な人がいない」「一人に任せるのは気が引ける」——そんなクラスにいちばん向いているのが、全員で描く落書き・寄せ書き風です。上手い下手が関係なく、むしろばらばらなほうが良く見える。つくる側から、きれいにまとめるコツを書きます。
落書き風が向いている理由
クラスTシャツのデザインは、たいてい絵の得意な一人か二人に集中します。 それはそれで良いのですが、「全員がつくった」感じにはなりにくい。
落書き・寄せ書き風は逆です。 一人ひとりが好きなものを描いて、それを一枚にまとめる。 絵が苦手な人の線も、そのまま作品の一部になります。 文化祭が終わったあとに見返して、いちばん話が盛り上がるのはこの型です。
つくり方の流れ
- 描くルールを決める(下で説明します)
- 全員が描く。紙を配って、休み時間に集める
- 集めた紙を撮影またはスキャンして送る
- こちらで1枚のデザインに合成し、データを確認していただく
- 直したいところがあれば修正(2回まで無料)→ 印刷
描いたものをデータにする費用はパック料金に含まれています。 人数が多く、点数がとても多い場合は、まとめ方をご相談させてください。
きれいにまとまる「描くルール」
自由に描いてもらうのが趣旨ですが、最初に3つだけルールを決めると、 仕上がりがぐっと良くなります。
1. ペンをそろえる
全員が同じ黒のサインペンで描くと、線の太さがそろい、一枚にしたときに一体感が出ます。 色は、あとからデータで付けることもできますし、黒1色のままでも十分格好よくなります。
2. 枠を決める
A4の紙を人数分に区切った枠を配るか、一人一枚の付箋やカードに描いてもらうのが簡単です。 枠があると、大きさがそろい、並べたときに整います。 「好きな場所に好きな大きさで」は自由な反面、合成のときに大小の調整が必要になります。
3. 描くお題を一つ決める
まったくの自由よりも、「自分の顔」「好きな食べ物」「将来の夢を一言」のように お題が一つあるほうが、描きやすく、並んだときに面白くなります。 名前やあだ名を添えてもらうと、誰の絵か分かって、あとで見返す楽しさが増えます。
配置のパターン
集めた絵をどう並べるかで、印象が変わります。
| パターン | 印象 |
|---|---|
| 背中一面にぎっしり | にぎやか。人数の多さが伝わる |
| 中央にクラス名、周りに絵 | 主役がはっきりして読みやすい |
| 前面にワンポイント、背面に全員分 | 前はすっきり、後ろは楽しい |
迷ったら「中央にクラス名・周りに絵」がまとまりやすく、写真映えもします。 どのパターンにするかはデータ確認のときに一緒に決められるので、先に決まっていなくて大丈夫です。
加工方法は「色の数」で決まります
- 黒1色でまとめる … シルクスクリーンで刷れます。枚数が多いクラスほど1枚あたりが安くなります
- 色鉛筆やマーカーの色をそのまま出す … 版のいらないDTF(フルカラー)が向いています
「手描きの色をそのまま出したい」というご希望は多いのですが、 黒1色にそろえたほうが、落書きの線の面白さが際立つこともよくあります。 両方を見比べたい場合は、データの段階で2案お出しできます。 枚数によってどちらが安くなるかは、料金のご案内のシミュレーターで概算が出ます。
集めるときの注意
- 人の悪口や、本人が嫌がる絵は入れない。 全員で着るものなので、集めたあとに一度みんなで確認してください
- アニメのキャラクターなど、権利のあるものの絵はお受けできない場合があります
- 鉛筆の薄い線は写真で拾いにくいので、最後にペンでなぞってから集めてください
- 集めた紙はまとめて撮影・スキャンして送ってください。1枚ずつばらばらに届くと抜けが出やすくなります
描くときのコツ(ペン・紙・撮り方)は、手描きの絵でもTシャツになるにも詳しく書いています。
名前も入れたいなら
落書きの中に一人ひとりの名前を書き込むのも良いですし、 背中に一人ずつ違う名前・番号を入れることもできます。 組み合わせると「みんなでつくった一枚」と「自分の一着」の両方になります。 その場合は背面の加工が加わるので、お見積りのときにご相談ください。
まずは「やりたい」だけ送ってください
紙のサイズ、ペン、お題——決めることはいくつかありますが、 全部こちらでご案内できます。「落書き風でやりたい」の一言と、人数、本番の日程を お知らせいただければ、そこから逆算してスケジュールを組みます。
クラスTシャツ全体の進め方と締切の考え方は、 クラスTシャツの作り方にまとめています。